■先駆者
アリストテレス、プリニウス、アルドロヴァンティ、スワンメルダム、リンネ、ウィリアム・グールド、ド・ゲイア
●ルネ・アントワーヌ・フェルショー・ド・レオミュール : 「真の蟻類学の父」 1683年生まれ
『蟻物語』(未完の草稿、100ページに満たない)――アメリカの蟻類学者W.M.ホイーラーが再発見し1925年に出版。
今日の蟻類学を「創始」したといえる成果だが、忘れ去られ、後の研究者に影響を及ぼすことはなかった。
▲プードリエ容器(インキ吸取白粉入れ)による飼育・観察を着想
▲湿った土の中で一年近く食糧なしで生存することを確認
▲結婚飛行の重要性と意味
▲脱翅の理由を説明(当時、死ぬ直前の雌に生えると信じられていた)
▲産卵の観察・研究――卵の内向浸透圧に着眼
▲繭の形成を観察
▲反吐作用
▲「生命活動の最初の兆候である屈光性」を直感 ←?
ただし、シロアリとの混同あり。
M.メーテルリンク「蟻の生活」p.10-12
[参考]
屈光性:光の刺激に対する屈性。
屈性:外界からの刺激を受けたとき、その刺激の来る方向に、あるいはその反対方向に屈曲する性質。
刺激の来る方向に屈曲する場合を正の屈性、その反対方向に屈曲する場合を負の屈性という。
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