読書メモの最近のブログ記事

●レイヴェンフーク : 変態
●ラトレーユ : 分類
●シャルル・ボネ : アリマキの単性生殖

●ピエール・ユベール(スイス)
 『土着アリの生態に関する探求』――蟻類学のバイブル
●オーギュスト・フォレル(スイス)
 『スイスのアリ』――蟻類学大全。第2版(1920年)はアリの百科事典
●ヴァスマン(ドイツ)
 寄生(特に奴隷制)を研究。が、神学に逃げる傾向あり
●モートン・ホイーラー(アメリカ) : 深遠な洞察力による幅の広い考察
●シャルル・ジャネ(フランス?) : 技師。解剖図は以後の手本となる
●C.エメリー(イタリア) : 分類学

M.メーテルリンク「蟻の生活」p.11-15

アマツォーネアリ

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アマツォーネアリ:(仏語 les Amazones) =アマゾネス(女戦士)の意か。

綴りはM.メーテルリンク「蟻の生活」p.13より

蟻類学の先達たち

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■先駆者
 アリストテレス、プリニウス、アルドロヴァンティ、スワンメルダム、リンネ、ウィリアム・グールド、ド・ゲイア

ルネ・アントワーヌ・フェルショー・ド・レオミュール : 「真の蟻類学の父」 1683年生まれ
  『蟻物語』(未完の草稿、100ページに満たない)――アメリカの蟻類学者W.M.ホイーラーが再発見し1925年に出版。
 今日の蟻類学を「創始」したといえる成果だが、忘れ去られ、後の研究者に影響を及ぼすことはなかった。
  ▲プードリエ容器(インキ吸取白粉入れ)による飼育・観察を着想
  ▲湿った土の中で一年近く食糧なしで生存することを確認
  ▲結婚飛行の重要性と意味
  ▲脱翅の理由を説明(当時、死ぬ直前の雌に生えると信じられていた)
  ▲産卵の観察・研究――卵の内向浸透圧に着眼
  ▲繭の形成を観察
  ▲反吐作用
  ▲「生命活動の最初の兆候である屈光性」を直感 ←?
  ただし、シロアリとの混同あり。

M.メーテルリンク「蟻の生活」p.10-12

[参考]
屈光性:光の刺激に対する屈性。
屈性:外界からの刺激を受けたとき、その刺激の来る方向に、あるいはその反対方向に屈曲する性質。
刺激の来る方向に屈曲する場合を正の屈性、その反対方向に屈曲する場合を負の屈性という。

「アリという問題に立ち会い、それを記述することは、とくに困難であるように思われる。ミツバチ社会やシロアリ社会なら一つのブロックを形成しているので、ざっと概観することも可能である。そこには典型的なミツバチ社会、典型的なシロアリ社会というものが存在する。これに対して、アリにはその種類の数だけさまざまなアリ社会があり、種類が異なるだけ生態がちがっているのだ。何を対象にしてよいかわからなくなるし、どこから手を着ければよいかわからない。素材が豊富すぎ多様すぎて、たえず細分化してゆくので、興味の中心があらゆる方向に迷い込み拡散してしまう。統一は不可能で、中心が存在しない。一家族や一都市の歴史なら書くこともできようが、相手にしなければならないのは、異なった数百もの民族の編年史、というよりはむしろその日記を書くようなものなのだ。」

M.メーテルリンク「蟻の生活」p.9
引用長すぎで申し訳ないが、アリの勉強を始めたとき、こういうことはなるべく早いうちに知りたかったと思う。

ジュホー氏腺

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「ジュホー氏腺」
ツノアカヤマアリ(一時寄生種)女王が、クロヤマ巣侵入の際、相手をなだめる化学物質を出しているらしい。

東正剛「地球はアリの惑星」p.52

尾節腺

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「尾節腺」
ハリアリ類、フタフシアリ類では、この外分泌腺からアリ道フェロモンや仲間を集めるフェロモンを分泌。
ヤマアリ類には唯一この腺がないが、例外としてサムライアリだけはあり(奴隷狩りの際に仲間を集めるため)、ディクロロメタンなどを分泌する。

東正剛「地球はアリの惑星」p.54

腹柄節数による分類

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腹柄節数による分類は古い

東正剛「地球はアリの惑星」p.34

尾端の毒腺

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尾端に開口する毒腺からは、
●ヤマアリ亜科のみ蟻酸を生産
●他のすべての亜科は、ハチと同様にタンパク成分の多い毒液を分泌

東正剛「地球はアリの惑星」p.35

フロンティア種

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クロヤマアリ、トビイロケアリはフロンティア種。
新規開墾地に真っ先に住み着く。

東正剛「地球はアリの惑星」p.43

ニコヨン族

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古川晴男「蟻の結婚」p.28
翅が無用の生活をしている、というくだりで
「働き蟻も、一生の大部分は、巣であるトンネルの中で労働に従事しているニコヨン族である。」

ニコヨン族って何?→参考

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