01.アリの種類の最近のブログ記事

「アリという問題に立ち会い、それを記述することは、とくに困難であるように思われる。ミツバチ社会やシロアリ社会なら一つのブロックを形成しているので、ざっと概観することも可能である。そこには典型的なミツバチ社会、典型的なシロアリ社会というものが存在する。これに対して、アリにはその種類の数だけさまざまなアリ社会があり、種類が異なるだけ生態がちがっているのだ。何を対象にしてよいかわからなくなるし、どこから手を着ければよいかわからない。素材が豊富すぎ多様すぎて、たえず細分化してゆくので、興味の中心があらゆる方向に迷い込み拡散してしまう。統一は不可能で、中心が存在しない。一家族や一都市の歴史なら書くこともできようが、相手にしなければならないのは、異なった数百もの民族の編年史、というよりはむしろその日記を書くようなものなのだ。」

M.メーテルリンク「蟻の生活」p.9
引用長すぎで申し訳ないが、アリの勉強を始めたとき、こういうことはなるべく早いうちに知りたかったと思う。

腹柄節数による分類

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腹柄節数による分類は古い

東正剛「地球はアリの惑星」p.34

フロンティア種

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クロヤマアリ、トビイロケアリはフロンティア種。
新規開墾地に真っ先に住み着く。

東正剛「地球はアリの惑星」p.43

社会性昆虫

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昆虫はほとんどが単独生活を営む。
●交尾の時には雌雄の交渉がある
●産卵の際に幼虫の食べ物のそばに生む
 (ごく一部は生まれるまで面倒をみる)→別項
●採餌・越冬時に群れる(互いの交渉なし)=群衆
 食物集団/越冬集団:同じ環境を求めて結果的に集まったもの

社会生活をすることが知られるのは、ハチのごく一部とシロアリとアリのみ。

古川晴男「蟻の結婚」p.7-22

社会性昆虫

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ミツバチ*1万種のうち社会生活を営むのは500種のみ。
アリ・シロアリは、単独生活(=非社会生活)をする種が見つかっていない。

M.メーテルリンク「蟻の生活」p.21
*メーテルリンクの言う「ミツバチ」はハチ科全体のことであろう。

亜科と分布

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アリ類8亜科*
 ・サスライアリ亜科
 ・クビレハリアリ亜科
 ・ハリアリ亜科
 ・ムカシアリ亜科
 ・ナガフシアリ亜科
 ・フタフシアリ亜科
 ・ルリアリ亜科
 ・ヤマアリ亜科
このうち全地球に生息するのは、フタフシアリ亜科とヤマアリ亜科のみ。
他は熱帯&亜熱帯。

M.メーテルリンク「蟻の生活」p.20

*「地球はアリの惑星」によれば、現存するアリは11亜科に分類されている。
日本のアリ8亜科(データベース
 ・ハリアリ亜科
 ・クビレハリアリ亜科
 ・クシフタフシアリ亜科
 ・フタフシアリ亜科
 ・ヒメサスライアリ亜科
 ・ムカシアリ亜科
 ・カタアリ亜科
 ・ヤマアリ亜科

裸蛹

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繭を作る腺が不要になる=省エネ
裸蛹はより「進化した」種

M.メーテルリンク「蟻の生活」p.不明

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