02.アリの生活史: 2005年12月アーカイブ

ニコヨン族

| | コメント(0) | トラックバック(0)

古川晴男「蟻の結婚」p.28
翅が無用の生活をしている、というくだりで
「働き蟻も、一生の大部分は、巣であるトンネルの中で労働に従事しているニコヨン族である。」

ニコヨン族って何?→参考

社会生活の定義

| | コメント(0) | トラックバック(0)

社会生活=分業(?)
積極的に他者と関わることによって維持される生活?

・産卵――女王
・継時的に巣内から巣外への作業へ変化
・兵アリの形成
・貯蔵 etc.

古川晴男「蟻の結婚」p.21

社会性の進化

| | コメント(0) | トラックバック(0)

生みっぱなしでもあらかじめ食物と住居を仕込んでおく=「一時的給食」

幼虫の空腹の度に応じて何回でもエサを与える=「連続給食」
連続給食を行う甲虫が少数知られる。日本ではクロツヤムシ(四国・九州)。
クロツヤムシ:幼虫が音で要求するのに応じて父母が給餌

ハチのなかには連続給食と社会生活の中間段階を示すものがある。i.e.クマバチ。
クマバチ:娘は成虫になっても母親の巣にとどまって妹や弟の面倒をみる。

社会生活昆虫
生殖を放棄した個体が、生殖個体よりもはるかに多い集団を形成。
(シロアリは、雄の働きアリ/兵アリがいる。王アリも一緒に生活する)

古川晴男「蟻の結婚」p.18-19

他の昆虫の社会性

| | コメント(0) | トラックバック(0)

最小の「他者との関係」=親子(母子)
子が生き延びるための戦略
卵をバラまく
< 産卵管で産みつける(コウモリガ)
< 保護膜つき(キリギリス・コオロギ・トンボ・ハバチ類他)
< 母or父が卵を持ち運ぶ(チャバネゴキブリ・コオイムシ)
< 母がつきっきりで世話する(ツノカメムシ・ハサミムシ・ケラ 孵化まで絶食)

古川晴男「蟻の結婚」p.13-

羽化直後

| | コメント(0) | トラックバック(0)

羽化後、外骨格がしっかりするまでは、外に出ない。
女王の体の下で守られて過ごす~次第に遠くまで行くようになる。

M.メーテルリンク「蟻の生活」?

軍隊としてのアリ

| | コメント(0) | トラックバック(0)

あらゆる昆虫の中で、アリだけが軍隊を組織し、攻撃的戦争をくわだてる種族である。

M.メーテルリンク「蟻の生活」p.70

闘争演習

| | コメント(0) | トラックバック(0)

闘争の演習のような遊戯
「彼らの前脚は他のアリの横顔を軽く撫でる。この愛撫にも似た動作が終わった後、相互のアリは後脚で立ちあがり、四つに組み大顎や触角や脚でつかみ合い、すぐに離れてはまた攻撃態勢をとって突撃した。彼らはお互いに前胸部や腹部にからみつき、抱き合い、ひっくりかえし、立ちあがり、相手を傷つけないように用心しながら復讐を試みる。彼らは本ものの闘争に際してするような執拗な攻撃もしなければ、毒液も射出しない。・・・」

M.メーテルリンク「蟻の生活」p.62-63 ユベール(P.Huber)からの引用
ユベールが唱えて有名になった後、フォレルやシュトゥンメルやシュレーゲルによって肯定された。

卵への給餌

| | コメント(0) | トラックバック(0)

「卵をたえず舐めて、滲透によって栄養を与える」

M.メーテルリンク「蟻の生活」p.62 l.3

本当?

このアーカイブについて

このページには、2005年12月以降に書かれたブログ記事のうち02.アリの生活史カテゴリに属しているものが含まれています。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。